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合格者の声

2023年度(第44回)消費生活アドバイザー試験合格者の声

板東 可子さん

社内の資格取得支援制度を利用。アドバイスに刺激を受けながら学習を進めました

板東 可子(たかこ)さん

アスクル株式会社

 アスクルは事業所・個人向けのECサービスを運営しています。1993年に事業所向けの通信販売事業を開始し、2012年に個人向けサービスLOHACO(ロハコ)を開始しました。「お客様のために進化する」というDNAのもと、「仕事場とくらしと地球の明日に『うれしい』を届け続ける」ため、日用品から間接材まで様々な商品を販売しています。
 私は法務部における広告表示審査部門に所属し、お客様の目に触れるWebサイトやカタログなどの販促媒体に法令に違反するおそれのある表現やお客様目線でわかりにくい表現がないかなどのチェックを行っています。業務を遂行するうえで、消費者問題、行政・法律、経済などの幅広い知識を体系的に習得したいと考えて消費生活アドバイザー資格を受験しました。
 会社では消費者庁の掲げる「消費者志向経営」に参画しお客様向けの様々な取組みを行っており、現場においてそれを実践できる社員を育成することを目的に、社内の事務局が「消費生活アドバイザー」資格取得を支援しています。受験にあたっては、その制度を利用しました。

 これから受験を目指される方のご参考になればと、私の学習方法についてお伝えします。
 第1次試験は、通信教育を利用し、オンライン講義の受講と過去問を繰り返し解くことをメインにしました。業務は在宅勤務が多いため、就業前の時間や夜の時間などを利用し、1日1時間は勉強時間を捻出していました。社内の事務局からタイムリーな試験対策の情報や前年受験者からのアドバイスなどの情報提供を受け、刺激を受けながら学習を進めました。
 自宅での学習で思わぬ効果があったのは子どもからの厳しいチェックでした。小学生の息子から、ふだんとは逆に「今日はちゃんと勉強した?」「試験まであと何日?」とありがたいお声がけがあり(笑)、「勉強しているところをちゃんと示さねば」と気合が入りました。
 第2次試験対策は第1次試験終了後から取り組みました。社内で昨年合格された方と「今年の小論文のテーマは何になるか」と予想を立てたり、ふだん800字も手書きをすることがないので本番と同じ時間でテーマを決めて書く練習をしました。書き間違えてもパソコンのようにデリートできないし、コピー&ペーストで順番も入れ替えられないので、手を動かして書く練習は重要だと思いました。

 資格を取得できたことはたいへん励みになりました。特にECサービスなどの小売業は消費者、行政、経済の動向が仕事に関係することが多いので、消費生活アドバイザー資格の取得は実務観点でプラスになると思います。

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