TOP > 消費生活アドバイザー > 資格活用事例 > 活躍する消費生活アドバイザー > 城戸さん 西澤さん インタビュー記事1

活躍する消費生活アドバイザー

大学での消費生活講座の実施をきっかけに自主研究会を設立しました

城戸譲二さん、西澤幸夫さん

(公社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会(NACS)
西日本支部 自主研究会 しが消費生活研究会

代表 城戸譲二さん(消費生活アドバイザー28期)
副代表 西澤幸夫さん(消費生活アドバイザー32期)

■城戸譲二さん(左)
化学メーカーに在職中に消費生活アドバイザー資格を取得。
「退職後に何か新しいことをしたいと思い、面白そうだった消費生活アドバイザー試験に挑戦。本人の費用負担がない厚生労働省の通信教育支援制度を利用しました」

■西澤幸夫さん(右)
通信会社を退職後、再雇用で同じ職場に勤務。退職後のボランティア活動を探しているときに消費生活アドバイザー資格に出会う。
「会社の資格取得支援制度を利用したのですが、簡単には受からず、退職1年目で合格しました」

しが消費生活研究会の設立経緯について、お話いただけますか。

城戸 2010年から2012年まで3年間、(公社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会(NACS)西日本支部が滋賀県から「滋賀県消費生活講座 in BKC」を受託したことがきっかけでした。

 この講座は滋賀県が主催し、消費生活にかかわる知識を学びながら、消費生活アドバイザー資格の取得を目指すものです。
 BKCは運営に協力いただいた立命館大学びわこ・くさつキャンパスの略です。

 そこを会場として、3年間で延べ100人近くの学部学生・院生、大学関係者の方、そして社会人の方、あわせて合計約280名が受講。
 年度によって多少の差はあるものの、6月から11月までの間、20〜30回程度の講義が行われました。
 学生には入学してすぐの10代の方もいらっしゃいましたし、社会人には70歳を越した方もおられました。

 この事業の目的は、消費者市民社会の実現のために、体系的な教育を通じて消費者問題の知識をもつリーダーを育成することにあります。
また、知識が十分でない大学生が消費者トラブルに遭うことも多いなかで、立命館大学の協力を得つつこのような講座が企画されました。
 受講料は無料です。

 これまで受講生のなかから、現役大学生4名を含む22名の合格者を出しています。
 これ以外に、主催者である滋賀県の関係部署の方も4名が合格されました。

 私は、2010〜11年、この講座のチューターを務め、2012年には事務局に入って、県との交渉や事務作業といった役割を担当するようになりました。

 2012年のチューターの一人が西澤さんです。

▲TOP