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合格者の声

2020年度(第41回)消費生活アドバイザー試験合格者の声

小河原 創(おがわら はじめ)さん

企業や行政が消費者目線で活動し、消費者の行動も変わることで、より良い社会に

小河原 創(おがわら はじめ)さん

東京都庁

 私は事務職職員として地方自治体に勤務していますが、これまで消費生活行政に携わった経験はありません。それにもかかわらず消費生活アドバイザー資格を取得しようと考えた理由は、もともと消費者問題に関心をもっていたからです。
 現在、さまざまな社会的課題があるわけですけれども、人々の消費行動や企業の活動は社会のあり方に影響を与えることから、消費生活行政はあらゆる社会的課題の解決に通じる分野だと思っています。

 勉強方法は、択一試験・論文試験、ともに市販の対策テキストを購入して学習しました。
 択一試験問題については、試験範囲がとても広く感じられ、テキストの文章量も多いため身構えてしまいましたが、得意分野と出題が多い分野を中心にメリハリをつけ、テキストを読み込んで学習しました。
 論文試験問題の学習は、どのように進めるか難しいところでしたが、こちらも得意分野についてはキーワードの内容を記述できるようにしっかり暗記するなど、メリハリをつけて学習しました。論文は知識が求められる問題だけでなく、今日の消費者問題について自分の考えを記述させる問題が出題されるため、日頃から消費者問題にアンテナを張っておく必要があります。逆に言えば、まとまった学習時間が取れなくても、日頃から社会問題に目を向けていれば合格できる可能性がある試験だと思います。

 今後自分がどのような職務に就くかわかりませんが、消費生活アドバイザーの資格取得のために学んだ知識は、社会人として大切な知識だと思います。技術の急速な進歩によって、人々の意識も変わっていくかもしれませんが、企業や行政が消費者目線で活動し、消費者の行動も変わっていけば、より良い世の中になっていくはずです。
 地方自治体職員として、一消費者として、自分ができることは何か、これからも考えていきたいと思います。

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