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活躍する消費生活アドバイザー

ほかにも、さまざまな地域活動をされていますね。

山田 はい。自治区、中学校PTA、青少年補導員、益富地域会議などの活動をやらせていただきました。
 自治区活動では、副区長を3年担当しました。企業在職中は評議員として、「互いに知り合うコミュニティづくり」に狙いを定め、活動していました。その頃は若い世代の多いニュータウンであったため、運動会や夏祭りや餅つき大会など、レクリエーション主体の活動を盛んに行っていました。
 豊田市の行う「おいでんまつり」に地区の子どもたちとその親で踊り連をつくり、お世話役として役員仲間とバス2台をチャーターしてエントリーもしました。

 中学校PTA活動では会長を経験し、「子どもたちがのびのびと中学校生活を送れる環境づくり」を目標にしました。役員の皆さんや各部の部長さん、それに各委員の皆さんと一緒に、美化活動や文化活動・リサイクル活動などをクラブ活動のように楽しく実施できました。
 副会長・会長の2年間は、豊田市のPTA連絡協議会の理事も兼ねていて、その活動の一環で青少年相談センターの先生方との意見交換会や市長へのインタビュー、それに小学校5年生の1時間をいただいて「子どもの本音インタビュー」を行い、家族とのかかわり合いについての話し合いなども行いました。

 また、定年退職の頃に青少年補導員の益富地区の代表をやることになりまして、月に何回か、夕方から夜にかけて補導員仲間と地域内のパトロールをしていました。
 秋の夕方のパトロールの時、真っ暗な坂道で自転車を押して登ってくる女子高生を見て「こんな暗い道を通学しているのか」と、街灯を3基ほど設置してもらったり(設置まで1年半かかりました)、樹木を伐採してもらって暗がりをなくし、人が居ることの「見える化」をしました。
 さらに、市の補導員の発表会で、在任4年間の活動事例発表もしました。

 益富地域会議では、「益富の住みよい街づくり」をテーマに「ウォーキングコースづくり」や「ウォーキング大会」などを市から予算をいただいて実施しました。
 会長だった時に、「益富の未来をつくる」と題して中学生との意見交換会を中学校の校長先生・教頭先生に提案、賛同をいただいて実施したこともあります。これは区長代表・街づくり委員会代表・地域会議メンバーの大人15人と中学生15人で行い、「通学路の整備」や「古瀬間城址公園の整備」につながりました。この中学生との意見交換会は、私の退任後も何年か続いていました。

(討議)

(発表)

中学生との意見交換会の様子:テーマ「こんな益富にしたい!」

地域活動で重視されていることは何でしょう?

山田 「地域の人が互いに知り合う」ことです。自治区活動も、PTA活動も、地域会議活動も、そうです。互いに知り合いになり、声をかけ合える地域になれば、素晴らしいと思います。
 夕方になると、学校から帰ってきた子どもたちの遊ぶ声が、普通に賑やかに楽しく聞こえる街づくりができたら嬉しいです。最近、我が家の近所でも小さな子どもの声が聞こえるようになってきました。

今後、どのように地域活動をしていきたいですか。

山田 自分のできる範囲でやっていきます。
 食品ロス削減推進活動もそうですし、趣味の写真では地域ボランティアとして、何年か前から小学校の卒業式や入学式の写真撮影を行っています。喜んでいただける人がいて、少しでも地域貢献につながればよいと思っています。

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