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活躍する消費生活アドバイザー

川口 徳子さん

お客様視点での品質向上活動にも資格が役に立っています

川口 徳子(のりこ) さん(消費生活アドバイザー30期)
日本ハム株式会社 デリ商品事業部 商品販促部 販促企画課 マネージャー

1987年、日本ハム食品(株)に入社。1988年より日本ハム(株)加工食品事業部商品企画室にて「ローストビーフカレー」や「チキンナゲット」等の商品開発を担当する。2004年より現在のデリ商品事業部(加工食品事業部より名称変更)CS(顧客満足)向上推進の担当となる。2007年に管理職(マネージャー)に。2015年度(一社)日本ヒーブ協議会代表理事。管理栄養士。

まず、お仕事について簡単にご説明願います。

川口 ニッポンハムグループは、ハム・ソーセージ、加工食品、食肉、水産加工品、チーズ、冷凍食品、フリーズドライなど、さまざまな領域の事業を行っています。私が所属するデリ商品事業部は加工食品を製造する事業部で、冷蔵ピザシリーズ「石窯工房」やお惣菜シリーズの「中華名菜」といったブランドの商品があります。

 私の仕事内容は、大きくは3つに分けられます。

  • ① 従業員に自社商品を良く知ってもらい、愛着心をもってもらう活動
  • ② お客様の声をもとに、商品の改善や品質向上をする活動
  • ③ お客様に、商品の良さや特長を知っていただく活動

 です。

① 従業員に自社商品を良く知ってもらい、愛着心をもってもらう活動としては、まず「ブランドロイヤルティ向上活動」があります。
 商品ブランドのコンセプトやお客様にとってのベネフィットを示した「ブランドアイデンティティ」を作成し、ブランドポスターやブランドブックなどを発行しています。従業員がブランドに対して共通のイメージが持てるように取り組んでいます。
 製造・営業部門を対象とした勉強会も行っており、昨年は北海道から九州まで、約30カ所で実施しました。

日本ハム株式会社デリ商品事業部の商品ブランド

 次にCS(顧客満足)向上活動の推進です。
 その活動母体として「CS向上会議」を開催しています。本社と各工場のCS担当者が「お客様の気持ちになる」を合言葉に、毎月テレビ会議システムを使って行っています。各工場のCS活動の報告や計画などを共有して水平展開するほか、「お客様の声」の音声データを従業員に聴いてもらい、お客様視点を醸成しています。
 また、従業員に、お客様の気持ちで自宅で商品を食べてもらってのアンケートや、調理方法や開封性のチェックをするなど、毎月テーマを決めてCS推進の活性化につなげています。

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