佐藤 2011〜12年度のテーマ「千産千消」は、千葉県産の食材を県内で消費しようと千葉県が取り組んでいる運動です。これについては、次のように進めました。
《調査》
- ・農産物直売所へのアンケート調査
25店に送付し、16店より回答 - ・農産物直売所に関する講演
講師は、田中 満氏(全国農産物直売ネットワーク副代表/株式会社農村開発リサーチ代表) - ・農産物直売所見学
6店舗を見学 - ・生産者からのヒアリング
農事組合法人さんぶ野菜ネットワークを訪問 - ・県庁へのヒアリング
千葉県農林水産部生産販売振興課を訪問
《提言》
千葉県への提案(農産物版エコポイント制度)をまとめ、提出

NACS東日本支部研究発表会資料より
この調査と提言を論文にまとめ、NACS東日本支部研究発表会で発表しました。
私は、この研究をするまでは、千葉産の農産物をほとんど買ったことがなく、よく知らなかったんです。知らないから調べてみようと。このあと、農業をもっと知りたくなりまして、農業支援ボランティアに参加しました。
千葉分科会は、県の消費者フォーラムなどへも参加されていますね。
横岡 はい。千葉県などが主催する「消費者フォーラムin 千葉」にも毎年、実行委員として参加しています。
また、消費者・生活者の視点に立った新しい消費者行政を実現することなどを目的に設立された「消費者行政充実ネットちば」(以下、ネットちば)にも、メンバーが代表幹事として参加しています。
「ネットちば」は、消費者庁発足前に消費者庁設置を国に要請する活動に取り組んでいた団体です。消費者団体や生活協同組合のほか、弁護士や大学の先生も参加されています。
消費者問題に関するシンポジウムも開催して消費生活センターの設置を提言し、センターの立ち上げにつながった市は10以上にもなります。