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活躍する消費生活アドバイザー

消費者目線で勉強を深め、定年後に地域の消費生活の向上にも貢献

横岡 宏志さん、佐藤 孝逸さん

公益社団法人 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会(NACS)千葉分科会

代表  横岡 宏志さん(消費生活アドバイザー11期)
副代表 佐藤 孝逸さん(消費生活アドバイザー21期)

■横岡 宏志さん(左)
グンゼ株式会社を定年退職後、NACSでの活動を開始する。冨里市消費生活センター相談員、茂原市消費生活センター相談員。
「2つの消費生活センターで週に2日間ずつ、相談員として働いています。千葉分科会に参加し、メンバーに相談員の方がいらっしゃったことで、この仕事を知りました」

■佐藤 孝逸さん(右)
花王株式会社を定年退職後、NACSに入会。社会福祉法人松里福祉会グループホーム「あおば五香」世話人。千葉県消費生活サポーター、松戸市消費生活モニター、松戸市農業支援ボランティア「野良の会」会員。
「農作業に行くときは、デジカメを持ち、約1時間、自転車を漕いでいきます」

NACS千葉分科会の概要を教えてください。

横岡 千葉県に在住しているNACS会員は、千葉分科会にも加入していることになっていますので、会員数は184人です。
 定例会を月1回、第4土曜日に千葉市内で開催してまして、これには12人前後が参加しています。議事録をメール送付している人は30人ほどいます。
 年に1回、千葉分科会大会も開催し、活動報告などを行っています。

 活動は、テーマを決め、それを生涯学習のような形で追究していくことが中心です。テーマは、最近話題になっているけれども、実はよくわかっていないものを選んでいます。
 これまでに取り上げたのは、

  • 2013〜14年度 もっと知りたい葬儀の事
    『よい葬式だった』といえる葬式をあげるには〜
  • 2011〜12年度 「千産千消」は『知産知消』から
    …千葉県の私たちにできること…

のほか、これまで「裁判員制度について」「きのこの研究」「金融ビッグバン」「宝石の鑑別」「訪販法改正」などの研究に取り組んできました。

「2013〜14年度 もっと知りたい葬儀の事」
NACS東日本支部研究発表会資料より(クリックすると大きい画像が開きます)

 研究はだいたい2年間をめどにまとめ、論文のほか、NACS東日本支部の研究発表会で発表しています。テーマを決め、研究の方向を決めるのに1年ぐらいかかり、2年目で調査や論文にとりかかることが多いですね。研究の方向をめぐって、議論が白熱することもありますよ。
 現在取り組んでいるのは、「墓地・墓石」の研究。石材業者さん、墓園協会の方、日本石材産業協会さん、一般社団法人日本エンディングサポート協会理事長の佐々木悦子さんなどにお話をうかがいました。

 定例会の出席メンバーの半分ほどは、時間に余裕ができた定年になってからの参加で、葬式や墓園などへの関心が高い。先祖代々の土地に住んでいれば、親戚や近所が教えてくれるかもしれませんが、ほとんどが核家族になってしまっていますので、知識がないんですね。

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