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合格者の声

2024年度(第45回)消費生活アドバイザー試験合格者の声

鹿島 友紀子さん

品質保証担当に配属され、製品表示の知識などを身に着けたいので受験しました

鹿島 友紀子さん

旭化成株式会社

 私はメーカーの品質保証部門に所属しており、今年度、消費者製品の品質保証担当になったことから、消費生活アドバイザーの資格学習を通じて、消費者にとっての良い製品の考え方や適正な製品表示・情報伝達に必要な知識を身に着けたいと考え、受験を決めました。

◆第1次試験
 まずは外部講座の動画を観ながら公式テキストを一読しました。しかし範囲がとても広く、読むだけではほとんど頭に残らず焦りを感じました。
 そこで、過去問や問題集を解いて、その内容に相当するテキストの箇所周辺を読み、問われ方と答えを理解することを繰り返しました。仕事と家事・子育てに追われ、効率重視で学習せざるを得なかったため、業務で関わりのある単元や理解しやすい単元に時間を割き、確実に点を取る方針で学習を進めました。
 消費者問題や法制化の変遷、法律概要などは、類似した法律名や事柄が入り組んでいて複雑なので、年表にまとめて理解しました。

◆第2次試験
 論文形式を攻めあぐねていたことが災いし、あまり対策できないまま試験日が近づいてきてしまいました。「今年の第2次は練習にして、来年の合格を目指そう…」と諦めかけていたところ、職場に同じく受験される方がいて、その方からアドバイスと励ましをいただいてモチベーションを立て直しました。
 まず知識の確認として、消費者庁サイトや『くらしの豆知識』、SDGsなどの現代課題に関する情報を再読、それから論文形式の対策として外部講座の論文予想問題にあたり、解答例の書き写しをスタートしました。
 ふだん手を動かして長文を書くことに慣れておらず、いざ書くとなると漢字が思い出せないことなどに戸惑いましたが、いくつかの解答例を書き写すうちに、「自分の考えは少し違うな」「私だったらこう展開させるな」とイメージが持てるようになり、文章化できるようになりました。
 試験本番は、会場の真剣な空気に後押しされ、集中して挑むことができ、合格をいただけました。

 今後は、消費生活アドバイザーとしての経験と知識を業務を通じて向上させ、さらに特に地域社会において消費者の助けとなるような活動をしていけるようになりたいと考えています。

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