■消費生活アドバイザー資格取得について
お客様センター7名のうち、4人が消費生活アドバイザーである。
消費生活アドバイザー資格の取得を呼びかけたのは、鈴木センター長だった。
「(公社)消費者関連専門家会議(ACAP)で知り合った方たちの名刺に、この資格が書いてあったんです。話を聞くと、『結構難しいよ』と言われましたが、他社が取得されているので、当社もチャレンジしてみようと思いました」。
最初に消費生活アドバイザー試験の勉強を提案したとき、スタッフの反応は渋かった。が、センター長から「自分も受験するから」と言われれば、進むしかない。
「センター長が、試験の半年ぐらい前に、朝練、夜練のスケジュールを作ってくれました。朝、就業前にみんなで集まって、過去問題をやって答え合わせをしたりしました。みんなと勉強したので、プレッシャーも大きかったんですけれど、続けられたのかなと思います」。(穂坂マネジャー)
鈴木センター長が、「ぜひ、お客様センターのスタッフに消費生活アドバイザー試験を受けさせたい」と思った理由は、おもに三つある。
一つは、業務に非常に役に立つ内容だったこと。
二つ目は、本人の自信につながること。実際、取得することで、対応の仕方に自信が出てきたのが見えるという。
また三つ目は、社内にアピールできること。資格取得には、それなりの勉強が必要であり、「お客様センターって、すごいことをやっているんだ」と、他部署から思われるようになることも狙いの一つだった。
合格者輩出後、いかに大変だったかを人事部にもアピールし、社内報奨金をアップしてもらったそうである。
(取材:2013年11月20日)
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