消費生活アドバイザーを取得したきっかけは?
林 お客様相談室に配属になり、(公社)消費者関連専門家会議(ACAP)での研修に参加したことです。
そこの新任者研修で、お客様対応業務をされている他社の方々とお話をさせていただいた時に、この資格が役に立ちそうなことがわかりました。
そこで、自己啓発として受験することにし、弊社お客様相談室の消費生活アドバイザー資格者第一号になりました。
消費生活アドバイザー試験は非常に広範囲にわたり、また、1次試験の筆記試験の後は、2次試験の論文・面接がありますので、受験勉強では、単に暗記するのではなく、つながりをもって覚え、理解をしていくことを心がけました。
教材は、産業能率大学の通信講座も利用しました。弊社では、社内指定の通信講座を修了すると、補助があります。
通信講座のテキスト、『ハンドブック消費者』、『くらしの豆知識』、経済に関する書籍等の内容や、新聞のスクラップなどの情報を関連をもたせてまとめ、ひとつの事柄から、それに関連する事項が頭に入るように勉強しました。
さらに、それらの事柄の関連性から、どのようなことがいえるのかを論理的に組み立てていくことに努めました。これは、テキストなどがなくてもできることなので、通勤時間などの隙間時間を利用しました。考えたことを文章にまとめていくのは、休日を利用しました。
そのほか、弊社が会員企業として参加している中国地区の消費者窓口連絡協議会でのつながりで、(公社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会(NACS)中国支部の方々とお話しをする機会があり、2次試験での心構えやポイント等、いろいろアドバイスをいただいたりもしました。
消費生活アドバイザー資格を取得してよかったことは?
林 この資格取得を通して、「衣食住」すべての生活にかかわる全般の知識が身につけられることです。
消費者問題、法律、経済から始まって、衣服、住まいなどについても、深い、幅広い知識が必要になってくる資格ですよね。
食品メーカーですけれども、やはり「衣食住」すべてそろって消費生活ですので、相談を受ける際に、お客様の生活全体をふまえたうえでご相談を受けることができます。
この資格を取得しなければ、「衣・住」のほうはわからなかったと思います。
また、NACSなどで資格者の方々と情報交換することができ、お客様視点の大切さがよくわかったのも、非常によかったと思います。
現在は、休日に都合がつく時に、NACS中国支部の研修会に参加し、見識を広めていけるよう努めています。
また今年度から、NACS中国支部の運営委員としての活動を始めました。この活動を通じて、より多くの人と交流し、さらに見識を広げていきたいと思っています。
今後、お客様相談室での資格者第二号登場に向けても、社内に働きかけていきたいと思います。(取材:2013年10月28日)

広島オフィス受付にて、デンマーク・レゴ社のブロックで作られたバイキングとともに。
< 終 >