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活躍する消費生活アドバイザー

女性会会長としては、どのような仕事が?

長澤 名古屋市女性会が月1回発行している新聞「女性なごや」を各家庭に見ていただくため、組長さんを通じ回覧しています。
 また、町内の常会(月1回実施)で女性会の活動を紹介したり、行事への参加を依頼しています。
 任期は2年ですが、2期以上が通例らしいです。
 どうしても女性会には、「参加するのは一部の人」というイメージがありまして、なかなか参加者が増えません。老人会ですと、「誰でも会員になれます」といったイメージがあるんですけど。
 女性会は会費を払って会員になる組織ではなく、この地域で暮らす女性なら誰でも会員になれます。18歳以上であれば、年齢も関係ありません。こういったことを広めていき、もっと会員の裾野を広げたいと思っています。

老人会の活動では、どのようなことを?

長澤 月に1回、地域の神社に朝早く行って清掃させていただいています。
 老人会の活動は、昨年から始めました。入会が65歳からなので、地域の方から「65歳になったら、すぐに入って!」と言われてましたので、すぐ入りました。
 それから町内会の役員として、月1回、廃品を集め、廃品回収のお手伝いさせていただいています。女性会会長は、民生委員や子供会のPTA担当といった方たちとともに、町内会の役員にもなっています。

地域活動で、カレンダーが埋まっている感じですね。

長澤 そうですね。スケジュール管理をしっかりしないと、周りの方々に迷惑をかけます(笑)。
 勤めていた頃は仕事で家にいないことが多く、近所の人との交流がほとんどなかったんですね。退職後は、「地域との交流を一番に」と考えています。
 さまざまな行事に参加させてもらうようになってから、いろいろな人との交流も増え、お名前を覚えたり、私の名前を覚えていただいたりできました。今年も、あちこちで災害が発生していますけれど、そういったときに助け合うためには日ごろから交流してませんと。少しでも地域の人のなかに入っていければと思っています。
 顔見知りになっていますと、一人暮らしのお年寄りの方にもお声かけしやすいです。

NACSでも積極的に活動されていますね。

長澤 NACS(公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会)には、2011年に入会しましたが、本格的に活動に参加させていただくようになったのは、やはり退職後です。
 今年から会員活動委員会委員として中部支部の機関誌『セントラルC』の編集などをさせていただき、パソコンで行う誌面づくりに四苦八苦しているところです。
 会社の仕事はパソコン操作が主だったので、自分ではそんなに不得意と思っていなかったのですが。会社ではシステムにアクセスして入力するだけでしたし、わからないことはシステムエンジニアの方に聞くことができました。いまは自分で全部やらなければいけないので、娘に教えてもらいながら編集しています。ご迷惑をおかけしないよう、頑張ってお手伝いしていきたいと思っています。

 2015年からAD・CS研究会にも参加しています。ADはAdviser、CSはCustomer Satisfaction。「消費者の身近な話題や疑問からテーマを選定し、顧客満足の視点から企業、行政、消費者それぞれの問題点の抽出、対策の提案をおこなってゆく」という研究会です。
 これまでに、「健康食品についての研究」「電力とガスの自由化についての研究」を行い、名古屋市消費生活フェアに出展して研究成果を発表しました。フェアに来場された方に説明しなければいけないこともあって、ちょっと難しいですけれど、メンバーで互いにフォローし合いながら進めているので、楽しいです。
 今年のフェアへの出展テーマは「キャッシュレス時代について」です。メンバーが多彩で、さまざまな意見が飛び交い、ほんとうに勉強になります。この研究会に入って、良かったなぁと思います。

 これから、広報や消費者教育の委員会活動にも参加したいと思っています。と言いますのも、描くことが好きで、POP広告クリエーター2級も取得していますので、そうしたことを何かに活かせたら、と思っています。

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