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活躍する消費生活アドバイザー

大野さんご自身についてお尋ねします。消費生活アドバイザー取得のきっかけは?

大野 子どもが小学校2年生になったときに、(株)ダイエーの調査系の部署で働きはじめました。
 子どもの幼稚園の送り迎えなどから解放されて、仕事をしたいと思ったんですね。しっかりしたところで長く続けたいという気持ちがありました。
 そこで、消費生活アドバイザー資格を知りました。

 消費生活アドバイザーは、主婦としての感覚を活かして企業で働くというので、マーケティング的な意味でも面白いかなと思いました。

 勉強は、産業能率大学の通信講座と地元の公民館で開催していた講座の2つで進めました。
 公民館の講座では、同じような年代の仲間がいて、優秀な先生の指導のもと、しっかり勉強できました。
 いまでも、そのときの仲間の消費生活アドバイザーで、同窓会のように年に1度くらい、講師の先生もお呼びして集まっているんですよ。

 上司に「消費生活アドバイザー資格を取りました」と伝えたところ、2〜3か月後にお客様対応部門に異動になりました。
 そこでは、お客様へのグループインタビューをまとめる作業のサポートをしました。

 その後、会社が吸収合併されて部署がなくなり、職場を変えて、今に至っています。
 くらしの友には、日本産業協会のホームページで募集を知り、入社しました。
 消費生活アドバイザーは、消費者についての専門的な知識がベースにあり、客観的でバランスのよい見方ができると期待され、採用されたのだと思います。

消費生活アドバイザー資格取得のメリットは?

大野 消費生活アドバイザーの勉強範囲は広いですよね。
 企業経営から消費者運動、住生活などまで、経済活動や生活全般にかかわっていて、よい意味で勉強になりました。
 「あっ、こういうことで、こういう法律ができたのか」とわかるようになりました。

 現在、当社の消費生活アドバイザーは私だけですが、会社では資格取得を積極的に支援する方向と聞いています。

 今後は、できるだけ「お客様の視点とはこういうことですよ」と、具体的なかたちで社内に広めていきたいですね。
 そのために、「お客様は、こういうときに、こういうふうに困っていますよ」「こういうことをしてもらって、よかった」という、お客様の声を、それに対する現場の声も合わせて、たくさん取り込んでいこうと考えています。(取材:2014年7月25日)

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