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活躍する消費生活アドバイザー

河野和久さん

資格が、お客様目線で取り組む店づくりに活きています

河野和久 さん(消費生活アドバイザー32期)
株式会社NTTドコモ 九州支社 北九州支店 販売部 代理店担当主査

1982年に日本電電公社入社、1985年に同社民営化にともないNTT社員に。1992年ドコモに転籍、現在ドコモ北九州支店販売部勤務。休日は野球、ゴルフ、ジョギングなどに汗を流す。今年は50歳を記念して10月に100キロウォーク(福岡県行橋市⇒大分県別府市)を完歩、12月にはホノルルマラソン(NTTドコモも協賛)、来年2月には市制50周年を記念して始まる第1回北九州マラソンにもチャレンジする予定。

現在のお仕事の内容について、簡単にご説明ください。

河野 NTTドコモ北九州支店で、販売部の代理店担当として、代理店様の運営責任者や店長と商談をし、代理店様と一緒に店づくりをしたり販売戦略を提供・実行したり、代理店様をサポートする仕事をしています。

 当社では九州・沖縄を九州支社が統括しており、北九州支店は、九州最大の都市である北九州市を担当エリアとしています。私はそのうちの、小倉北区2店舗、小倉南区1店舗、戸畑区1店舗、門司区2店舗の計6店舗を担当しています。

 当社の代理店様には、地元の会社に店舗を運営していただいている地場の代理店様と、商社等に広域(全国/県またがり)で店舗を運営していただいている広域代理店があります。私は地場の代理店様の担当です。

 代理店様からのご要望には、店内に掲示するポスターやPOP(ポップ:Point of purchase advertising)等が多いですね。POPは、販売促進のための広告媒体で、キャンペーンののぼりや店内に置くキャラクターを使った案内板などです。これらは、キャンペーンの訴求ポイントに合わせ、支店で作成して提供しています。

 キャンペーンは、新商品の発売や新サービスを紹介するもの、入学・就職など季節のニーズに合わせたものなど、施策に合わせて、いろいろ打ち出されます。当社が全国的に実施するものか、代理店様独自で行うものかによっても内容が違ってきます。

 店づくりでは、商品の魅力を伝える各種ツールの配置や、店舗スタッフのお客様対応時における標準オペレーションのご提案などを行っています。

直接、消費者の方と接することはありますか。

河野 今年に入って、この9月までに3〜4度ぐらいでしょうか。お客様からのご意見・ご要望を含むさまざまなお問い合わせは、ドコモショップやインフォメーションセンターで応対しております。また、ご意見やご要望はお客様相談室でも承っています。

 私が直接、お客様とお話するのは、ショップからの依頼で、すぐに臨機応変な対応が求められる時や、お客様が「どうしても、支店の担当者と話したい」とおっしゃった時に接することがあります。

 お客様の「どうにかならないか」とおっしゃる内容をお聞きするのですが、結果としてはショップの対応と同じになることがほとんどです。でも、ドコモの社員として、お話に耳を傾け、ご説明することが大切なのだと思います。

北九州支店にいらっしゃる前は、九州支社のお客様相談室勤務だったとうかがっています。

河野 はい。消費生活アドバイザー資格の取得も、お客様相談室に着任したのがきっかけでした。

 お客様相談室では、消費生活センターとやりとりすることがよくありました。ところが、着任した当初は消費生活センターの方々が何をおっしゃっているのか、まったくわからなかったんです。法律で使われている言葉が、頻繁に出てくるんですね。そこの相談員は消費生活アドバイザー資格をもった方ばかりでしたので、私も資格を取得しようと決意しました。

 資格を取得してからは、法律用語も理解できるようになり、それまでは「そうなんですか」で終わっていたところが、こちらから、「そこはこうじゃないですか」と、自分の意見も言えるようになりました。勉強したことが、かなり役立っています。

 現在の職場でも、店舗の新聞折り込みチラシなどをチェックをしていますが、消費者目線でできていると思います。相談室でいろいろなお客様のご指摘を伺っていましたので、お客様の気持ちを考えて仕事ができているのかなと思います。お客様にとって難しい印象のある専門用語を使わず、わかりやすい言葉で表現するように注意しています。

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