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活躍する消費生活アドバイザー

WET相談員の時間は、どうやりくりされているのですか。

谷村 現在、愛知県岡崎市に単身赴任しており、平日は岡崎市で現業に従事しています。
 私がWETで相談にあたるのは2か月に1回。そのときはNACSの先輩からいただいた教育資料を前週の週末に何回も熟読して本番に臨んでいます。WETは土曜日にありますので、金曜日の晩に京都の自宅に帰り、土曜日に大阪でWETを担当し、日曜日の夕方に岡崎に戻るという強行スケジュールですが、短時間に集中でき、充実した週末を送っています。

相談にあたるときはどのようなお気持ちですか。

谷村 WETで自分の対応順番が回ってくるとドキドキし、緊張が高まります。これは、回数を重ねてもなかなか慣れないです。
 電話ですと相手の顔が見えないので、相談者が私の対応についてどのように受け止めているかがわからず、不安に思うこともあります。平日は自動車エンジンの開発のことで頭が一杯ですので、資格取得で得た知識もすぐに出なくて苦慮し、先輩の相談員さんに対応を教えていただいていることが多いです。
 相談の内容は、特定商取引法に関するものや架空請求、賃貸借契約など多岐にわたっており、毎回、新しいことを学ぶことができ、勉強になります。

今後の抱負などを。

谷村 今年2020年で定年を迎えますので、定年後は地元京都で消費者相談関係の仕事があればトライしたいと考えています。
 高齢者社会といわれる今日です。悪いことに巻き込まれて困っておられる方を助けられるような見回り隊的な活動に携わることができたらとも考えています。

(取材:2020年1月10日)
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