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活躍する消費生活アドバイザー

長澤 公子さん

今年は地域の女性会会長に。少しでも地域の人のなかに入っていきたい。

長澤 公子(きみこ)さん(消費生活アドバイザー31期)
名古屋市中村区塩池北1丁目 女性会会長

1970年に日本電信電話公社(現日本電信電話株式会社:NTT)に入社。交換手、交換機の保守・データ管理業務をへて法人営業に携わる。50歳過ぎから複数の資格取得にチャレンジし、その一つが消費生活アドバイザーだった。2017年に退社。町内会などの地域活動に積極的に参加し、今年は町内会女性会会長に。モットーは「出会いを大切に」「人の役に立つことを」。

地域のさまざまな活動に参加されていらっしゃいますね。

長澤 はい。町内の女性会や老人会の活動にかかわっています。人材不足に悩む役員の方から誘われたのがきっかけです。
 名古屋市中村区には小学校の学区が18区ありまして、私の住んでいる日比津学区内には21の町内会があります。
 その一つの塩池北1丁目という、164世帯入っている町内会での活動です。
 女性会というのは70年前からあるらしいのですが、私は今年初めて役をいただき、女性会会長という立場になりました。

そちらの女性会は、どのような活動をしているのですか。

長澤 月2回、日比津学区のコミュニケーションセンターの清掃を、1階から3階まで、トイレも含めてすべて、女性会で行っています。ここは地域の人たちが会合や子育て支援の場として使ったり、老人会の人たちがお茶会を楽しんだりする場所です。
 この清掃は学区から有料で引き受けていまして、いただいたお金は、いろいろな行事をする際の活動費に使わせていただいています。

 中村区の女性会主催のイベントもたくさんあります。
 たとえば、毎年の盆踊り大会。6月に入ると、毎週水曜日に1時間の練習をスタートし、開催直前の土曜日には、老人会や町内の有志の方々と合同で、体育館で総合練習を実施します。今年は、この盆踊り大会が台風の影響で中止になってしまったので、代わりに11月17日の秋祭りで餅つきのイベントを行います。お盆前に地区の子どもたちが盆踊り大会のチケットを販売していたんですね。それを購入した人たちが使えなくなってしまったので、「じゃあ、盛大に秋祭りをやろう」となりました。
 1年の中で、この盆踊りが一番大きい行事です。それから今年は、10月27日に中村区にある豊臣秀吉をまつる豊国神社で行われるお祭りにも参加して、踊りを披露します。このお祭りの来場者数は例年6万人を超えます。

 それから年に1回、9月頃に日比津学区女性会として中村区役所でバザーを実施しています。販売する商品を集めたり、会場を設営したりします。
 そのほか、他学区の女性会と共催して、会員の方が描いた絵や手づくり品などを展示する作品展も行っています。

活動が活発ですね。

長澤 そうですね。いろいろな講座も開催しています。
 先週は、税務署の方に講師をお願いしまして、来年の消費税引き上げについて学ぶ課税教室を開催しました。男性も含め、大勢の方に来場していただき、「こういう場合はどうなんだろう」といった質問も出たりして盛況でした。
 講座では、女性特有の身体の不調を抑えるための健康教室を開催したこともあります。

 11月7日には、名古屋市水道局が実施する上下水道の見学会に参加します。木曽川から取水して名古屋市内に供給している鍋屋上野浄水場や、下水処理場である空見スラリッジリサイクルセンターを見学します。

 私たちの女性会は、こういった活動内容などを月1回の定例会で話し合っています。

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