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活躍する消費生活アドバイザー

CSセンター勤務も経験されていらっしゃいますね。

中島 当工場は、もともとは雪印ローリー㈱の製造・研究開発部門でしたが、2000年の雪印集団食中毒事件の後にCS(Customer Satisfaction:顧客満足)センターが新設されました。そこへ異動になり、名古屋にある本社に2002年から2年間ほど勤務しました。

 このとき、消費生活アドバイザーとして入会した(公社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会(NACS)にとても助けられました。
 親会社の雪印乳業(株)からCSセンター運営やお客様対応について説明や資料を頂いたものの、やはり不安です。もっと勉強したいと思いまして、NACS中部支部で「アドバイザー・CS研究会」を立ち上げ、参加を呼びかけました。

 NACS中部支部にはその頃、企業のお客様対応部門の方も多かったので、研究会では、持ち回りでセンター運営や、お客様対応について話し合う機会をもったりしました。本当に勉強になりました。

NACSでの研究会参加は、プライベートの時間を使うことになりますが。

中島 その頃には子どもがだいぶ大きくなっていたので、週末に外出できるようになっていました。研究会メンバーの体験談や仕事への考え方などを聞けることが、とても楽しかったですね。

 実は、NACSでの研究会立ち上げは、このときが2度目なんです。
 消費生活アドバイザー資格を取得した翌年の1998年にも、「食生活研究会」を立ち上げています。

 NACSに入会する前、「この資格を持っていても、仕事で特に役立つわけでもない。あの難しい試験はいったい何だったの」と思っていた時期がありました。
 そのことをNACSが開催した新資格者との交流会でつぶやいたら、先輩資格者から「自分がやりたい事は、自分でつくっていかないと」とアドバイスされました。
 そこで、「食生活のニーズが知りたくて取得したんだから」と、運営委員のみなさんの助けを借りて、食生活に興味のある人たちに声掛けをしました。
 食生活研究会の方々には、新製品のモニターとして協力していただいたりしました。

 2つの研究会で、仕事に直結する知恵をいろいろと授けてもらい、本当に感謝しています。消費生活アドバイザーだからこそ、できたこと。この資格は宝物ですね。
 現在の部署でも、担当する製品のお客様の声には全て目を通し、気になるご意見については、すぐに工程を確認し、改善につなげています。

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